市民が困らないように、全力で役割を全うしていきたい!

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徳島市在宅医療支援センター

豊田 健二 先生
徳島市医師会在宅医療連携委員長(徳島市在宅医療支援センター担当理事)、医療法人豊山会豊田内科院長

ーご施設の特徴について教えてください

徳島市在宅医療支援センターは、平成28年4月より徳島市から委託を受け、在宅医療・介護連携推進事業としてスタートした組織ですが、それ以前から歴史はあり、平成22年に医師会の運営によって始まり、平成24年~27年の在宅医療連携拠点事業を経て、平成28年より現在の組織となりました。
当初はがん患者様、主に末期がんの患者様の在宅での受け入れ体勢の構築を目的に運営をしていましたが、その後拠点事業を行うにあたり、がん患者様だけでなく、在宅医療を望む住民の方や関係するケアマネージャーの方などの窓口としての機能を拡げてきました。
現在は8つの必須事業と市民向け相談窓口業務、徳島県地域医療介護総合確保基金事業の3本柱の事業を行っています。

ー具体的な事業内容、取り組んできたことを教えてください。

前述の通り、以下の8つの必須事業を同時並行で行っています。

(ア)地域の医療・介護の資源の把握
(イ)在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討
(ウ)切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進
(エ)医療・介護関係者の情報共有の支援
(オ)在宅医療・介護連携に関する相談支援
(カ)医療・介護関係者の研修
(キ)地域住民への普及啓発
(ク)在宅医療・介護連携に関する関係市区町村の連携

具体的に昨今の事例でお話しすると、(ウ)の部分では、在宅医療を看取りまでフォローするには内科だけでは収まらないケースも沢山ありますので、一人の先生が在宅で動いてもらうケースが多いことを考えると、色々な診療科の先生に協力していただく必要があると考え、まずは耳鼻咽喉科の先生に協力依頼をした結果、「在宅医療周辺サポートネットワーク-耳鼻咽喉科モデル-」として、6人の先生に集まっていただくことができました。
また、(キ)の部分では在宅医療への取り組みをもっと分かりやすく地域住民の方に知っていただくために、12の多職種情報を「とくしま市の在宅医療と介護」という一つのパンフレットにまとめて作成しました。一つにまとめることにより情報が整理され、分かりやすくなったと好評です。
(参照: http://www.tokushimashi-med.or.jp/zaitakuiryo/155/

その他、医療・介護関係者の情報共有・連携の高まりを目的に、研修会内容を三師会(徳島市医師会・徳島市歯科医師会・徳島市薬剤師会)以外の職種の方にも参加いただけるように変更したり、徳島市・高松市・松山市・高知市各医師会の理事で行っていた、在宅医療に関するweb会議に加え、各センター職員同士によるweb会議を開催するなど、常に連携を取りながらブラッシュアップし続けられる組織作りを心掛けています。
(参照: http://www.tokushimashi-med.or.jp/zaitakuiryo/2275/

ー今後の取り組みを教えて下さい。

平成28年度にもありました在宅医療周辺サポートネットワークの拡大のため、耳鼻咽喉科の先生だけでなく、眼科や精神科の先生なども巻き込んでサポートを拡充していきたいと考えております。
また、昨年度からの課題で挙がっている認知症の方への専門職種として正しく理解し対応できるよう、専門多職種が集まる講演会を現在計画しています。多職種連携会議で議論した内容・課題をさらに各専門職の代表者によるワーキンググループにて議論し、行政も交えて解決策に取り組んでいます。今後も、「とくしま在宅PDCAサイクル」と称して、全力で取り組んでいきます。

ー最後に豊田先生の今後の在宅医療へのお考えをお聞かせください。

地域包括ケアシステムを構築するためには在宅医療・介護の一体的整備が不可欠です。徳島市に適した質の高い地域包括ケアシステムの早期実現に向けて、既存の資源を最大限に生かしながら多職種や行政とともに全力でリードしていく所存です。

ー編集後記(取材者の一言感想)

徳島市在宅医療支援センターの担当理事および職員の方が、常に真剣に真摯に全力で課題に向き合っていることを強く感じました。情報も非常に分かりやすくHP上で展開されていますので、ぜひ一度HPを覗いていただければと思います。今後、各市町村で徳島市在宅医療支援センターのような取り組みをされる組織が増えていくと、非常に心強いと実感しました。

徳島市在宅医療支援センターHP↓↓↓
http://www.tokushimashi-med.or.jp/zaitakuiryo/

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