一人でも多くの患者様の笑顔の為に新たなるハードルにも挑戦していきます。

0
392

伊吹 薫先生 (医療法人IDC理事長)

この度、兵庫県尼崎市にあるいぶき歯科医院と大阪府箕面市にあるヒロデンタルクリニックアリス・箕面、医療法人IDC理事長の伊吹薫先生にお話を伺いました。

ーご施設の特徴について教えてください

歯科診療をオールマイティに取り組んでいますが、 特に全身の疾患を持った患者様にも対応できる体制を整えています。 常勤・非常勤の先生問わず口腔外科の認定医をとられている先生方が多く、 年間でも3~4例の口腔内のガンを見つけることができています。 その点も他の医院さまとの差別化にはなっていると思います。 訪問診療の部分は箕面の診療所で特に力をいれて取り組んでいます。

伊吹歯科 外観

ー在宅医療に携わるようになったきっかけは何ですか

特に大きなきっかけというものはなかったと思います。 20年以上前に近隣病院の脳外の先生や歯科がない病院の先生に診療の依頼を受けたことがスタートだったと思います。 昨今の訪問診療の高まりの以前から依頼があれば診療に伺っているような形です。

ー実際やってみてどうですか

口蓋裂術後言語障害診断での鼻咽腔内視鏡は40年以上前から、嚥下内視鏡は約6年前から取り組んでいます。 嚥下障害診断と治療では、居宅はもちろん病院のNSTチームに参画したり、施設にも伺っています。

神経難病のALSやパーキンソン病の方にも、言語聴覚士の方と協力し、嚥下機能診断、更にはリハビリにも取り組んでいます。

又、内視鏡は睡眠時無呼吸症の方のOA(Oral  Appliance)作成に当たり、下顎を前方に突き出した時の鼻咽腔の拡がり方を観察し、OAの有効性を診断しています。

これからも、我々に出来る診療を、今までの実績と経験を踏まえた上で着実に取り組むことにより、より多くの患者さんに喜んで頂ける医療を実行出来ればと考えています。

ー最後に一言お願いします

今後は訪問診療の分野で障碍者/児の方の認知症、嚥下障害にも取り組んでいかなければと考えています。超高齢化社会は当たり前ですが、新たな次のハードルが来ていると感じています。また終末期の患者様へも訪問歯科として関与していくことが増えていくと思います。 入院先の医科の先生とタイアップしながら試行錯誤を繰り返し食支援をサポートしていきたいと考えています。 新たなるハードルが来ている中で、これからの若い歯科の先生方にも違う分野の専門家と協力しながらぜひ取り組んで行って欲しいですね。

伊吹 薫先生 プロフィール
1973年  大阪大学歯学部卒
1977年  大阪大学大学院卒歯学博士、口腔外科学専攻
1977年  松本歯科大学講師、口腔外科学教室
1979年  米国アイオワ大学医学部耳鼻咽喉科、顎顔面外科、音声言語学科准助教授
1981年  大阪大学歯学部文部教官助手、口腔外科
1985年  兵庫県尼崎市にて開業・日本口腔外科学会認定専門医
・大阪大学歯科医師臨床研修指導医

 

ー編集後記

伊吹先生はとてもわかりやすく、時にユーモアを交えてお話してくださいました。きっと患者様に対しても、他職種の医療従事者の方に対しても同じようにお話されているからこそ信頼の輪が拡がっているのだと感じました。これからの新しい挑戦を応援しています。(編集後記:カミ)